岸田総理が脱炭素社会をめざすグリーントランスフォーメーション:GXを実行する方針を表明した。グリーントランスフォーメーション:GX関連技術は、カーボンニュートラルなどの持続可能な社会の実現を目指す取り組みに関連した技術となる。
7月22日に特許庁も「GXTI (Green Transformation Technologies Inventory)」は、グリーン・トランスフォーメーション(GX)に関する技術の技術区分表を公開した。どういった技術がグリーントランスフォーメーション:GX関連技術として考えられているかがよくわかる。
以下、GXTI(GX技術区分表)より
gxA エネルギー供給
01 太陽光発電
02 太陽熱利用
03 風力発電
04 地熱利用
05 水力発電
06 海洋エネルギー発電
07 バイオマス
08 原子力発電
09 燃料電池
10 水素技術
11 アンモニア技術
gxB 省エネ・電化・需給調整
01 建築物の省エネルギー化(ZEB・ZEH等)
02 高効率モータ・インバータ
03 コージェネレーション
04 水・廃水・下水または汚泥の処理における省エネ・需給調整
05 電動モビリティ
06 熱の電化
07 送配電・スマートグリッド
08 電力系統の需給調整
gxC 電池・蓄エネ
01 二次電池
02 力学的エネルギー貯蔵
03 熱エネルギー貯蔵
04 電気二重層キャパシタ・ハイブリッドキャパシタ
gxD 非エネルギー分野のCO2削減
01 バイオマスからの化学品製造
02 製鉄プロセスにおけるCO2削減
03 リサイクル
gxE 温室効果ガスの回収・貯留・利用・除去
01 CCS・CCUS・ネガティブエミッション
02 非CO2温室効果ガス対策
gxY クロス集計(×制御・調整、×計測・測定、×ビジネス、×ICT)
01 制御・調整関連技術
02 計測・測定関連技術
03 ビジネス関連技術(認証・決済含む)
04 ICT関連技術(ビジネス関連技術を除く)
どういった技術がグリーントランスフォーメーション:GX関連技術となるのかという観点で見ると興味深い。