ドローン技術の進歩、用途の展開、ドローンの特許ならおまかせ

ドローン等の無人航空機は、近年、様々な技術と結びつくことにより、新たな社会的課題を解決する等、目覚ましい技術の発展を遂げています。ドローンは、一昔前までの個人で飛ばして楽しむおもちゃのイメージとは全く異なる技術用途に使用されます。空の産業革命とも言われ、新たなビジネス、関連新技術が日々産まれています。大企業・中小企業のみならず産学官連携等も積極的に行われている分野になります。このようなドローン技術のいくつかを例示して解説します。

目次

配送・運搬

ドローンを使って商品を配送するサービスは非常に多く研究されています。買い物等の配送のみならず、医療物資を運ぶ医療のための用途も重要です。ドローンは、コンピュータ制御により自身で離着陸もでき、ルートも自身で認識して自動で飛行可能です。自動配送技術も非常に進んでいます。運搬用ドローンの技術開発のみならず、離着陸のポイントにおける技術開発もされています。自動走行車とのアクセスや、荷物の積み下ろし、自身の充電等の技術も必要です。

空撮

初期からドローンの活用技術として認知度も高く、多くの技術がすでに開発されています。最近では、空撮を前提として他用途への活用が多くなされています。

企業宣伝用に社屋を外から空撮する、社内を撮影する、建築の完成を撮影する等の動画をPR用に作成する場合には動画編集を行う信頼できる会社を紹介することも可能です。

点検・検査

人が容易に到達しにくい場所の点検等のビジネスが生まれています。橋梁や煙突、巨大構築物等の人がアクセスしにくい場所(高所や危険な場所)の状態を非常に容易に確認できます。プラントの高所の点検等には、従来足場を組んで人がアクセスする必要がありましたが、ドローンならすぐにアクセスでき、足場を組む期間や費用に比べて期間や費用も安価です。しかも撮影等で記録も可能です。また送電線や通信ケーブルの異常を点検する技術もある。

警備・監視

ドローンは自動で定期的に広範囲を巡回することが可能なため、警備用途も模索されている。例えば、飛行ルートを設定し、定期的に巡回しながら、不審者の侵入を検知したり、河川敷の変化を探知する等の技術も開発されている。商業施設等の比較的小規模なものから、河川敷の広範囲を定期的に巡回するようなものまでさまざまな技術がある。撮影した画像を解析するため画像認識や画像解析技術等も提案される。

建築

外壁や屋根の状態を確認するといった点検目的の他、施工写真を撮影することが容易となり、現場状況の管理や報告が容易となる等のメリットももたらしている。

測量

ドローンは測量技術との親和性もよく、上空から広範囲を撮影できる上、ソフトでデータ化することができる。地上からよりはるかに早くたくさんのデータを測量することができる。上空からのレーザ測量等の技術研究も進んでいる。

災害対策・救助等

災害発生時に、現場を上空からすぐ確認することができる技術が多く開発されている。現場にすぐ到着できる上、道路状況に左右されない、映像を撮ることができる等のメリットも多い。また、山岳地帯等でも空から直線的に近づけるため、現場に到着できる速度が速い。遭難者の発見や連絡等のための技術も多く開発されている。

農業

農薬散布や種子散布等、従来のラジコンヘリよりも手軽に多用途にできるとあって多くの用途がある。ドローンは飛行コースも設定でき、広範囲に効率よく農薬等を散布できる。農業従事者の減少による人手不足を補う手段としても活用されている。赤外線で盗難を監視撮影するような技術もある。

通信

電波の中継基地として機能するためのドローンや通信線を引くためのドローン等の技術も発展している。人がアクセスしにくいような状況や場所においても、ドローンなら簡単に空中でアクセスできるため、用途が多い。

水中で使用するドローンも技術開発が進んでいる。水中ケーブルの点検や大型船の点検等非常に多くの用途がある。

関連するドローン技術用語

以上のようなドローン技術を理解する上で、必要な用語を例示。

無人航空機,航空法,レベル4飛行(無人航空機の目視外及び第三者上空等での飛行),カテゴリⅢ,飛行禁止空域,緊急用務空域,DIPS,機体登録制度、国家資格1等・2等,リモートID,カテゴリⅡ,カテゴリI,構造物接触防止構造

まとめ

以上、ドローン技術の進歩、用途を概説しました。空の産業革命とまで言われるドローンの技術の広がり、周辺技術の広がりの理解にお役に立ちましたら幸いです。こちらでは概要しか触れていませんが、これらの技術を支えるのは高度な技術です。弊所は、非常に多岐にわたるドローンビジネスに知見があります。ドローン技術、ドローン関連技術の特許について、お気軽にご相談ください。

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