代表者挨拶及び経歴– representative biography –

ご挨拶

おかげさまで弊所は令和6年7月を持ちまして3期目を迎えました。一層多くのクライアント様のお力添えを頂きここまで来られましたことを改めて御礼申し上げます。ありがたいことに、1期目、2期目と非常に多くのご縁を頂いてまいりました。3期目はこれまで築いてきた土台をもとにより力強く前進し、よりクライアントのためになるサービス・情報を提供していくことができると信じております。本年度は、システム等のハード面、人員等のソフト面等についても増強を計画しています。引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

知財(特許、商標)は無形資産であるがゆえに分かりにくい点もあります。弊所は、知財の多様な選択肢をサポートする相棒となる、ことをコンセプトに掲げています。知財の仕事により、クライアント、従業員、提携事業者、仲間等なるべく多くの人のお役に立つことを根本に仕事をさせて頂いております。会社規模や立場、状況に応じても、特許や商標の疑問も変わります。私は長年様々な壁打ちに対応してきました。

特許、商標、意匠等を軽視すれば、他社の特許等の存在により新事業がストップしてしまうことがあります。

他社に商標を取られれば、社名やブランド名を今までと同様に使えなくなることもあります。

模倣品が出てきても指をくわえてみているしかないこともあります。

知財を軽視しているということはビジネス的には丸腰の状態です。

昨今は、クライアント様を見ていますと、かなり知財に関する認識が高まってきているように感じています。

経営戦略に関わる全ての人が、自社の将来の事業との兼ね合いで、特許・商標で武装していくことの重要性を認識することが重要です。

ビジネスには多様な選択肢があり、もちろん知財以外の選択肢が優先されることもあります。知財以外の選択肢も重要です。知財にも得意不得意があるからです。重要なことは、知財の選択肢も並べた上で、ビジネス上の選択をすべきです。なぜなら、知財を効果的に効かせられる部分は、知財の費用対効果が高くなるからです。特許侵害が認定されると何百億というビジネスがストップされてしまう事例もあります。特許や商標は何億、何百億という価格で取引されることもあるのはこのためです。その分ビジネス上のリソースを他の部分に割くことができる。知財の不得意な部分を他の営業戦略や営業ツール等で守る又は攻める方がビジネス全体としては効率的です。

よって、特許で何が守りやすく、何が守りにくいのか、商標では何か守りやすく、何が守りにくいのか、そういった理解も必要です。

さらに、ビジネスの多様化、複雑化に伴い、特許、商標、意匠等の権利の内容や活用方法も多様化、複雑化しています。特許や商標も従来とは異なる活用方法や新しいビジネスに対応した検討が必要な場面も出てきています。

例えば、メタバース空間内のビジネス等に関しても、最新の議論を認識した上での対応が必要です。

さらに、インターネットや物流の発展により、マーケットのグローバル化が進み、大手・中小の区別なく企業も海外マーケットでの販売が重要となっています。海外でのビジネスを守ろうとする場合には、各国の特許法等を理解する必要も生じます。

特許、商標、意匠等の知的財産は、ビジネス上非常に有力なツールですが、他方、知財(特許、商標)は無形資産であるがゆえに分かりにくい点も多くあります。また、法律も、日本国内、条約、外国の法律を理解する必要があります。弊所は、知財の多様な選択肢をサポートする相棒となる、ことをコンセプトに掲げています。知財の仕事を通じて、クライアント、従業員、提携事業者、仲間等なるべく多くの人のお役に立つことを根本に仕事をさせて頂いております。

技術的には、特許、商標、意匠等に関しこれまで築いてきた技術やノウハウをより磨いてお客様に提供する。判例、法令、最新技術等の研鑽を続ける、これらのシンプルな方針によりお客様のビジネスの競争力を高めるお手伝いをいたします。

弊所では、クライアントのよき相棒として、なるべく相談しやすい環境づくりも心がけています。

商標のメリットデメリットが分からず不安、担当者が一人しかおらず特許の中間処理が不安等、小さな疑問でも構いません。企業の規模によらずさまざまな悩みがあります。

ことさら知財というフィールドにおいては、一見とっつきにくい法律上の権利に関し、分からない点を気軽にご相談できる、相談しやすいという点はかなり重要だと思っています。

さらに、弊所は、ビジネスの競争力を高めるために、弊所の豊富な海外ネットワークを生かして海外での知財活動に関しても強力に支援致します。

弊所は、海外への出願対応も可能な「国際」特許事務所となっておりますが、敷居が高いことを意図しているわけではありません。地域の事業者様、スタートアップ事業者様等も含め、先ずは国内の出願を検討することが大多数です。国内出願に関する疑問をぶつけて頂ければと思います。弊所であれば、海外に対応する場合の垣根も非常に低く、そのままご相談に乗ることができます。

弊所では高度なサービスを心がける一方、クライアント様がなるべく気軽に相談しやすい関係作りも大事にしています。悩むよりお気軽にご相談ください。

長くなりましたが、関係した方の少しでもお役に立てるように、という思いが伝わりましたら幸いです。

事業者様の規模は問わず、初めての特許出願、商標登録出願等をされる地域の事業者様であっても親身になってサポートさせて頂きますのでお気軽にお声がけください。

経歴

1999年 私立巣鴨高等学校卒業
1999年 慶應義塾大学理工学部システムデザイン 工学科入学
2003年 慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科卒業(H15)
2003年 東京工業大学原子核工学専攻修士課程入学
2005年 東京工業大学原子核工学専攻修士課程卒業(H17)
2005年 弁理士試験合格
2008年 弁理士登録
2008年 中村合同特許法律事務所入所
2016年 会計系コンサルティング会社勤務
2017年 中村合同特許法律事務所入所
2019年 米国Birch, Stewart, Kolasch & Birch事務所研修プログラム修了
2019年 米国BakerHostetler法律事務所にて研修
2022年 藤木国際特許事務所開設

所属

2008年~ 日本弁理士会会員 登録番号15984号
2010年~2013年 日本弁理士会 知的財産支援センター専門委員
2022年~ 弁理士会派 春秋会 広報委員会専門委員
2022年~ 神奈川県中小企業家同友会所属
2022年~ 鎌倉商工会議所会員
2022年~ 鎌倉商工会議所青年部会員
2022年~ 一般社団法人首都圏産業活性化協会正会員
2022年  特許庁知財アクセラレーションプログラム IPAS2022ナレッジシェアプログラム参加
2022年~ 多摩イノベーションシステム促進事業にコミュニティ参加企業認定
2022年~ スポーツビジネスネットワーク埼玉登録
2022年~ UNITT(大学技術移転協議会)賛助会員
2022年  特許庁知財アクセラレーションプログラム IPAS2022スタートアップ支援事業 アソシエイトメンター
2022年  特許庁知財アクセラレーションプログラム IPAS2022スポットメンタリング メンター
2023年  弁理士会派春秋会 幹事
2023年  2025年大阪・関西万博の公式参加者向けサプライヤー(知的財産)として登録
2023年  日本弁理士会 特許委員会 委員
2023年  特許庁ベンチャーキャピタルへの知財専門家派遣プログラム 専門家としてVCに派遣
2024年  弁理士会派春秋会 副幹事長
2024年  東京工業大学同窓会-蔵前工業会 ベンチャー相談室アドバイザ就任
2024年  弁理士会派春秋会 政策委員会 委員
2024年  鎌倉商工会議所青年部 総務渉外委員会 委員長
2024年  日本弁理士会 知的財産支援センター 運営委員
2024年  日本弁理士会 業務対策委員会 委員
2024年  特許庁知財アクセラレーションプログラム IPAS2024スタートアップ支援事業 知財メンター
2024年  特許庁ベンチャーキャピタルへの知財専門家派遣プログラム 知財専門家としてVCに派遣

直近の活動

2022年7月 ワークコート渋谷内で相談セミナー開催
2022年8月 ワークコート渋谷内で相談セミナー開催
2022年9月 ワークコート渋谷内で相談セミナー開催
2022年10月 横浜某所で相談会開催
2022年10月 飯田橋で相談会開催
2022年10月 ワークコート渋谷内で相談セミナー開催
2022年11月 ワークコート渋谷内で相談セミナー開催
2022年12月 ワークコート渋谷内で相談セミナー開催
2023年1月 一般社団法人首都圏産業活性化協会主催の第36回(1月27日開催)つなぐWaセッション「中小企業における知的財産のビジネス活用」において講演
2023年2月 とちぎ福祉プラザ@宇都宮【社会保険労務士法人HAVEL主催】知財戦略セミナーで講演
2023年11月 特許庁ベンチャーキャピタルへの知財専門家派遣プログラム ベンチャーキャピタルで講演1 
2023年11月 特許庁ベンチャーキャピタルへの知財専門家派遣プログラム ベンチャーキャピタルで講演2 他
2024年8月 一般財団法人R社企業内セミナーで講演 
2024年9月 U社研修で講演1
2024年9月 U社研修で講演2

提携弁理士

津野洋明