藤木 尚– Author –

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商標権の効力について
商標法第25条により、商標権者は、指定商品又は指定役務について登録商標の使用をする権利を専有する。また、商標法第37条により、他人によるその類似範囲の使用を排除することができる。 この両者の微妙な違いを理解しておく必要がある。 (特許庁HP... -
HPタイトル変更及び内容リニューアル
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Japan Drone 2022 / 次世代エアモビリティEXPO 2022に参加
Japan Drone 2022 / 次世代エアモビリティEXPO 2022に参加して、ドローンの最新の技術動向を確認した。2022年6月20日「100g以上の無人航空機の登録義務化」が施行、2022年12月よりドローンの免許制がスタート、レベル4飛行等ホットなトピックがいろいろあ... -
ソフトウェア関連発明に関する米国特許法101条の特許適格性
米国特許法101条は、特許要件として「特許発明の対象(subject matter)」を定める。米国特許法101条においては、新規かつ有用な方法,機械,製造物若しくは組成物又はそれについての新規かつ有用な改良を発明又は発見した者は,本法の定める条件及び要件に従っ... -
Spiberの事業価値証券化により250億調達したスキームについて
Spiberの事業価値証券化により250億調達したスキームは有形資産、知的財産等の無形資産を担保にしたキャッシュ・フローを裏付けとする。この調達では有形資産のプラントで売り上げを上げ、無形資産は市場の優位性の維持に評価されているようだ。無形資産そ... -
「ルブタン」のレッドソールの拒絶査定不服審判が認められず
「ルブタン」のレッドソールの商標登録出願の拒絶査定不服審判が認められないとの判断が示された(6月7日)。色彩のみからなる商標でさらに単一の色彩のみとなるとなかなか厳しいようだ・・・ -
ファーウェイが10大発明成果発表
ファーウェイが10大発明成果発表 R&D投資10年近くで8450億元超 記事によれば加算器ニューラルネットワーク、多目的ゲームアルゴリズム、虹彩認証他様々な技術が挙げられている。今後の成長分野を考える上で興味深い。 -
令和元年(行ケ)10085号「対戦ゲーム制御プログラム」事件
審決取消請求事件 オンラインゲームの特許出願の拒絶査定不服審判の請求を棄却した審決の取消訴訟において、本願発明が引用発明から容易想到であったか否かが判断された事例 (4) 相違点 審決は,本願発明と引用発明との相違点を,以下のとおり6点認定した... -
平28(ワ)25436号「アミノ酸生産菌の構築方法」事件
特許権に関する判例 特許権侵害差止等請求事件 東京地裁 一部認容均等論の第5要件に関し、拒絶理由に対応する補正で除かれた構成について、均等侵害が成立した事案 第4 当裁判所の判断 略 (10) 第5要件について(特段の事情) 本件発明2... -
平31(ネ)10003号「美容器」事件
特許権に関する判例 特許権侵害差止等請求控訴事件 知財高裁損害の額の推定について大合議により判示された事案 7 一審原告の損害額(争点(5))について(下線は筆者が追加) (1) 特許法102条1項について 特許法102条1...