【商標】Amazonブランド登録のための商標登録の早期取得に向けた早期審査をサポート

Amazonでブランド登録を完了すると、Amazonからブランド登録完了のお墨付きがもらえ、ブランド広告を活用できたり、ブランドの模倣リスクを防いでくれる等の非常に強力なサポートを受けることができます。

一方で、Amazonでブランド登録を完了するためには、商標登録が得られていることが必要です。商標登録は、一般的には、スムーズに進んでも6月~10月程度の時間を要します。そこで、早期にAmazonでブランド登録を完了するためには、商標登録を早期に得るための、早期審査のサポートを行っています。なお、早期審査には、一定の要件を満たす必要があり、制約がありますので、通常の商標登録出願を選択した方がよい場合もあります。

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Amazonブランド登録

Amazonブランド登録が認められると、Amazonのプログラム等によるブランド模倣品排除等の強力なサポートを受けることができます。例えば、AmazonのHPによれば、

1.模倣品の販売や同じ商品を安値で販売する等の相乗り販売を検知、検出してくれる枠組みに入れる。
2.模倣品の販売や同じ商品を安値で販売する等の相乗り販売をする者やページを排除、削除してくれる。
3.スポンサーブランド広告を表示させることができる。
等、様々な恩恵を受けることができます。

このようなサポートを専門家に頼めば、費用的な負担も生じますので、このようなサポートが無料で受けられるということは大変メリットがあると言えます。

商標登録が得られていることが必要

Amazonブランド登録が認められるためには、商標権の取得、すなわち、商標登録が得られていることが必要です。

商標登録は、一般的には、商標登録出願後、スムーズに進んでも6月~10月程度の時間を要します。この期間は、特許庁が審査に要する期間ですので、どの代理人を選んでも変わりません。

従って、Amazonブランド登録を早期に取得したいのであれば、早めに商標登録出願を行うことが有効となります。

Amazonブランド登録を早期に取得したい場合には、早期審査という制度を活用する方法があります。

早期審査には、一定の要件がある

早期審査を活用すれば、2月から3月程度で審査が進むとされています。

早期審査の活用には、(1)~(3)のうちいずれかの類型を満たすような一定の要件を満たすことが必要です。

(1)一部の指定商品・指定役務について、出願商標を既に使用しており、さらに、権利化についての緊急性がある。

(2)全ての指定商品・指定役務について、出願商標を既に使用している。

(3)一部の指定商品・指定役務について、出願商標を既に使用しており、さらに「類似商品・役務審査基準」等に掲載の商品・役務のみをしている。

どの類型を利用できるか、または利用すべきかは行っている事業に応じて、また出願内容に応じて変わります。従って、御社の事業について相談しやすい専門家に相談されることをお勧めします。

弊所では、Amazonブランド登録を早期に得たいというニーズを理解し、商標登録を早期に得るための、早期審査のサポートを行っています。

但し、早期審査を活用することにより、指定商品の制約等のデメリットが生じる可能性がある事業者もいます。そのような事業者向けの出願戦略もありますので、ご相談ください。また、そもそも新しいタイプの商標等、早期審査の対象とならない出願もあります。

早期審査の費用として、通常の商標登録出願の提出書類に加えて、追加の書面を提出しますので、さらに、早期審査に関する事情説明書、商標の使用の事実を示す書類又は商標の使用準備の事実を示す書類等の提出費用がかかることには注意が必要です。

まとめ

Amazonブランド登録が早期に得られれば、Amazonで出店しようとしている事業者にとっては大きなメリットとなります。Amazonブランド登録に必要な商標権を、早く取得するためには商標の早期審査が有効です。早期審査のメリットデメリット等についてはできれば専門家にご相談頂くとよいと思います。

通常の商標登録出願の重要性等は関連記事をご確認ください。

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